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2006年10月16日(月)
【ドリンクチョイスならではの秘蔵酒】 酒楽愉人が書くBlog これまでの酒楽愉人 
”23種のBEER”。 瓶は無い。 ”全て樽生” である。
入店するや否や、BEERタップ(樽生)の数に圧倒される。その数 『20』。手前にはハンドポンプが3本も・・・併せて 『23』。
各々のBEERがベストの状態で提供されるよう、4分類の温度帯で管理されている。
エールビール を中心に70〜80種類のBEERを、お客様の反応を観ながら回転させているという。BEERのMENUは極めて短期間で変わるため、再訪すれば新しい1杯と出逢える訳である。
丑寅(うしとら) とは鬼門を意味し、方角でいえば東北を指すのだが・・・。
予想とは裏腹に店名の由来を 「丑(うし)年と寅(とら)年の2人だからですよ。」 と気さくに話すのは吉田氏と寺崎氏。
まずは、現在(いま)の気分でBEERを選び、自ら飲んでいただいた。

丑(うし)年の吉田氏 と 富士桜のヴァイツェン
「バランスの良いBEER、アロマを感じられるBEERが好きです。」 と丑(うし)年の吉田氏。
泡を切りながら丁寧に1杯を完成させた。 「新しいBEERが入ると、飲みたくて仕方ないんですよね。」 やっとの思いで仕入れたBEERは、そのプロセスや想いも含めて格別だという。
富士桜 ヴァイツェン : 「蒸し暑く ノドが渇いていたので、『すっきりしたフルーティーなBEERが飲みたいな』 と。香りが良いBEERなので 迷わず選んでしまいました。何か・・・仕事する気になりますねぇ。こういうBEERは。」 いやはや羨ましいかぎりである。重ねて、
「ゴクゴク飲める。グビっと飲む。カラダが水を求めている。色も好きで、濁りがいいですよね、美味しいです。」

寅(とら)年の寺崎氏 と いわて蔵 IPA
慣れた手つきでハンドポンプを操り、1杯を注ぎ切ったのは寅(とら)年の寺崎氏。
いわて蔵 IPA : 「ホップが効いて、苦味のしっかりしたBEERが好きなんです。苦い、でも何故か手が伸びていきます。アイラモルト と似た世界でしょうか。1度入ったらなかなか抜けられません。」
料理も担当する寺崎氏に エールビール の魅力について伺うと、
「『暑いから飲みたい』 とか 『ノドが渇いたから飲みたい』、それだけではないんですよね。日々味が変化して ”生きている” っていうか・・・、気温・気圧・体調・温度によっても味が変わりますしね。喉越しだけでなく味わって飲みたくなります。」
一般的なBEER(ラガービール)に対しても肯定的なコメントを聴かせていただいた。
「プレミアムビールブームは追い風になっています。『流して飲むより味わっていこう』 という姿勢が。」 さらに、「発泡酒も飲みますよ。 第3のビールは、一石を投じる意味で良かったと思います。」
確かに、発泡酒や第3のビールの登場がなければ、普通のビールを飲める ”有り難み” や その”美味しさ” を再発見する機会は無かったのかもしれない。
エールビール、飲んでみませんか? BEERの世界を拡げてみませんか?
初めてならば、”お試しセット” がある。

お試しセット
( 左から、アウグスビール 、富士桜 ヴァイツェン 、 よなよなリアルエール 、ガージェリー スタウト )
ピルスナー 、ホワイト 、エール 、スタウト の4種類を試し、自分のストライクゾーンを見極めた上で、寺崎氏と吉田氏に相談、推理してもらうのが賢い飲み方だろう。
写真を見て「泡が・・・?」と思った読者こそ、エールビールを飲んでいただきたい。BEER(ラガービール)が嫌いな方にも。
「23種類って多いようで少ない。僕らより詳しいお客様もいて、教わることは多いですよ。僕らもやりながら、飲みながら学んでいます。」
「僕らは全てのBEERが好きなので、一番のお薦めはありません。その時飲みたいものが一番だと思います。BEERの幅広さに共感してもらって、自分の飲みたいBEERを自分のスタイルで飲んでいただければと。」
何よりも2人の醸し出す空気感がBEERを美味くしているように感じる。
「気合いを入れていく店もあるかと思いますが、此処では気軽に飲(や)ってください。僕らは運が良くて、本当にラッキーでできた店なんです。友人や昔からのお客様、業者の皆様に支えられて、なんとかやれています。だからこそ調子に乗ってはいけないな、と。」
「BEERは注ぐだけで介在するものはない。お酒を造っている人は情熱を注いでいるのでそれをリスペクトしたいな、と。」
2人の言葉は行動に現れている。BEERを注ぐときには必ずロス(泡etc)が出る。それらを1滴残らず集めたカレー、水を一切加えずロス(BEER)のみで作ったカレーが ”うしとらカレー” として供されるのだ。BEERのみで約二週間煮込まれたカレーはBEER好きの琴線(きんせん)に触れること間違いなし。

「BEERはわかりやすい、『もう少し苦いものを』だとか誰でもわかる。味が極端なので”起承転結”を組み立てやすいかと。」
「ビールの良いところは、これで何を食べようかなって・・・、ヴァイツェンであれば白いソーセージ、ホップの効いたBEERであれば牡蛎の薫製だとか。」
料理も美味い。フィッシュ&チップスは今まで食べた中で最高であった。一人客も多いが、3〜4名で全(23)種類制覇もいいだろう。
ディープな地ビールマニアが集まり、ともすれば敷居の高いお店だと思われがち。その心配は無用、BEER自体が仲良くなりやすい飲み物であるし、良い店には良い客が集まるものだ。独りが良ければ独りにしてくれる。
日本にこれほどまでに素晴らしいブルワリーが、数多く存在していたとは・・・。GUINNESS も美味い、でも。。。その先に在るものを ”うしとら” で紐解いて欲しい。
「半年になりますが、地元(下北沢)のお客様にまだ知られてないみたいなんですよね。」
”灯台下暗し”、 もったいない話である。
Beer Bar うしとら (うしとらのブログ) (mixi うしとら コミュニティ)
住所 : 東京都世田谷区北沢2-9-3 三久ビル 2F TEL:03-3485-9090
営業時間:17:00〜28:00 定休日:なし ( 1ヶ月に1回メンテナンス休日あり )
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