TOPICS |
|
2006年12月12日(火)
【ドリンクチョイスならではの秘蔵酒】 酒楽愉人が書くBlog これまでの酒楽愉人 
バーテンダーの仕事は、カクテルを創り 酒蘊蓄(うんちく)を語ることに留まらない。
吉祥寺は交通のアクセスが良く、自然溢れる公園、多種多様な飲食店も充実している。南口から歩いてすぐ、大衆的なラーメン屋が1Fを陣取るビルの3Fに対照的な空間が存在する。
エレベーターで3Fへ、扉が開けば其処は既に店内。左手には7mを超える長いカウンターが。バックバーには、スタンダードな中にも 『おや?』 と思わせるツウ好みのボトルも。
「浅く広く ご用意しております。『BARって興味はあるけれど・・・。』 という方の ”きっかけ” になれれば嬉しいですね」 オーナーバーテンダーの粟生(あおう)氏である。
重ねて、「残業の多い仕事に就いていました。”BAR好き”で、”BARに癒され”、”BARのお陰”で仕事が出来ていました。その 『恩返し』 という意味合いもございますが、『自分であればこういう接客ができるかな』 と。」
まずは、吉祥寺でも珍しい ”ガージェリー・スタウト” を注いでいただいた。

”ガージェリー・スタウト” を注ぐ 粟生氏
お洒落な専用グラスで提供される。初めの1杯、そして ウィスキー や ラム の チェイサー としても ”ゆとりの時間” を演出してくれそうだ。
マスターがこのBEERに出逢ったのは、開店にへ向け修行をしていた時。 「個人的には スーパードライ のような”さっぱり系” が好きで、スタウト系 は苦手でした。その私でも、これは美味しいと思えた。香りが華やかで重すぎない。(店に置く生BEERは) ガージェリー 以外では考えませんでしたね。」
甘く芳(かぐわ)しい香味の移り変わりを最後の一滴に至るまで愉しむことができる。営業時間終了後にはマスターも秘かに愉しんでいるようだ。
「好きなモルトは グレンダラン。」 と話すマスターに、他店(BAR)へ行けば必ず注文するという ”ギムレット” を創っていただいた。
”ギムレット”
フレッシュライムの甘味と酸味を確かめた後、ジン、シュガーシロップ を加え、1杯を完成させた。「バーテンダーとしてのキャリアが浅いので。」 と謙遜するが、なかなかどうして・・・迷いは寸分も見受けられない手慣れた動き。
しかも旨い。酸味の切れ上がりが早く、甘さは”感じるか 感じないか”の調度。
「 お客様の指定がなければ、”男のカクテル” というイメージで創ることが多いですね。 ”キツいだけでなく旨い”、 『美味しい』 ではなく 『旨い』 カクテルを目指しております。」
”ギムレット” について、「マティーニよりも創り手の考え方が出る。」 と話すマスター、「練習としてではなく、自分が飲みたいから自宅でよく創っていた(笑)。」 のが ”旨い理由” なのかもしれない。
最後に、マスターの想い入れのあるカクテル ”グリーンアイズ” を創っていただいた。
”グリーンアイズ”
マスターの ”心の師匠” であるBAR、 銀座 ”クール”(2003年閉店) のオリジナルカクテル。”ジン好き” のマスターが 『ギムレット → マティーニ 』 と飲み、3杯目に出されたカクテルだという(カクテルのベース : ゴードンジン、キルシュ)。
「マティーニより強いカクテルなんて・・・だけど本当に美味しかったんですよね。」
蒸留酒と蒸留酒の組み合わせ、マティーニ とはまた違った融合感。 独特な ”香りの抜け” が特徴だ。
マスターはお酒を飲めない客にも優しい。 「”お酒を飲む”ことよりも ”自分の時間を過ごしていただく”こと に重きを置いておりますので。」 ノンアルコールドリンクや中国茶も用意されている。
「私は自分の哲学や営業方針でお客様を染めようとは思っておりません。」
”心・技・体”、粟生氏は心のバーテンダーである。緊張を解かれ、リラックスして飲む酒が一番 ”旨い”。お酒の嗜好が定まり始めるR30歳向けのBAR、いつもと違う時間と酒を愉しめる店だ。

バーテンダー(Bartender) の”tender”は、”優しい相談者” の意。
「もう少しカクテルに興味持っていただければ 嬉しいんですけどね・・・。」
住所 : 東京都武蔵野市吉祥寺南町1-5-11 3F TEL:0422-48-5776
営業時間:20:00〜29:00 定休日:日曜、祝日
| 携帯のカメラで左のQRコードを読み取り、アクセスしてください |
<< 前のページ | 一覧表示 | 次のページ>>



