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2007年3月2日(金)
【ドリンクチョイスならではの秘蔵酒】 酒楽愉人が書くBlog これまでの酒楽愉人 

新小岩 で 贅沢感 を。
ルミエール商店街を進むこと3分、その2Fは美しい。”店”も ”志” も。
「50年後も在るBARがやりたい。」 建築専門誌(p.104-105)にも採り上げられた”高級ホテルのLounge”さながらの店内には、”遊び心” と ”斬新さ” が鏤(ちりば)められている。
様々な使い方が出来るBAR、レストランとしても魅力的だ。しかも、T.P.O を問わない {Time(時間帯). Place(場所). People(性別、人数、世代、関係).Occasion(記念日、なんとなく・・・)}。
店名のBar Lounge I (バーラウンジ・アイ) には、「お客様にもスタッフにも 先見性を持った目で見て欲しい”目のeye”、自分自身・個人を大切にしてほしい”I”」 という想いが。
「まあ、覚えやすいし簡単だから というのもあるのですが(笑)」 与那国島生まれ、新小岩育ちオーナーバーテンダー横井氏である。 長身で二枚目、サバサバしているように見えて心は熱い。
「モルトはオールドボトルをよく飲みますね。バーボンやブランデーも好きですが。」 横井氏自身が好きなモルトetc を紹介いただいた。

横井氏の好きな モルトウィスキーetc
(左から LAGAVULIN 1989 Distillers Edition、GLENGOYNE 17y、COURVOISIER-NAPOLEON )
LAGAVULIN 1989 Distillers Edition : 「この年代は ラガヴーリン 本来の味わいがとても良く生きているように思います・・・飲めばわかるのですが(笑)。仕事が終わると、飲むこともあります。」
GLENGOYNE 17y : 「甘くメローなモルト。ゆったりしたいときに良く飲みますね。バーテンダーの中では 隠れた銘酒 なんて呼ばれています。」
バックバーに並ぶ400本の中、ウィスキーは100本を超える品揃え。場所柄か、『こういうお店に来たのだから、カクテルを飲んでいこうよ』 となるお客様が多いようだ。Bar Lounge I では、フレッシュは勿論のこと本格的なカクテルをリーズナブルに愉しむことができる。
「優しいカクテルを目指しています。『美味い』 と言わせるよりも お客様が ”ホッとするような味わい”になるよう、心がけております。」 横井氏に ”サイドカー” を創っていただいた。

”サイドカー”
長いリーチを活かしたダイナミックなシェイク、風格と自信に満ち溢れている。 銅のシェイカーは 「私がバーテンダーになって、二つ目に買ったものです。」
バランス良く、柔らかい味わい。エグ味なく、コアントロー の香りが ”パッ” と咲く。
「振り終わってから大分(だいぶ) 色が変わってきたと思うのですが、一つのグラスにも ”変化があると愉しい” かと。 ワインも一緒ですね。”美味しさのピーク” を何処(どこ)に持ってくるのか。私の場合は、”飲んで中間(半分)くらい”でしょうか。気泡と気泡が混ざり 落ち着き、”しんなり” してきているぐらいの時に。」
優しく ”スッ” と入っていく飲み口、砕氷はアクセントとなり、気泡は残り続ける。
「カクテルにした時、香りが立つので、Deluxe を使っています。V.S.O.P を使用されているお店が多いとは思いますが。」
時間をかけて飲んでしまう、そんなサイドカー。
「スタンダードカクテル がお好みの方には弱っちいカクテルなのかもしれませんが(笑)。」
「甘味と酸味でバランスの採れる”サイドカー”よりも、”マティーニ”や”アラスカ”のような ”お酒同士のカクテル” の方が難しかったですね。『どうやったらこれが美味しくなるのか ? ! 』、と不思議でしたね。」
カウンター含め店内が女性で埋め尽くされることもあるのは、チーフバーテンダー高橋さん に依る処が大きいという。 横井氏から、店舗立ち上げの要請をうけた時 「『手伝わせてください』 とこちらから言ったようなものです。」 微塵の迷いもなかったようだ。
高橋さんに ”マンハッタン” を創っていただいた。

”マンハッタン”
創作過程から色気を感じてしまう トロトロの ”マンハッタン” (カクテルのベース : ウィスキー、スィートベルモット、アンゴスチュラビターズ)。
「お客様に一番最初に褒めていただいたカクテルなので想い入れがあります。気持ちの面でも自信を持って出せるカクテルでしょうか。お客様から注文いただきますと、『よしっ』 と気合いが入りますね。」
アンゴスチュラビターズの加減が絶妙。 創作直後の”キリリ”とした味わいから徐々に柔らかくなってゆく。カクテルの女王 と称される所以(ゆえん)だろうか。優しく、そして美味しい。
「 この年齢になって、ようやくお客様に近く接することができるようになりました。地元BARのアットホーム感、フレンドリーさを感じていただければと。」
安心感と確かな技術。 キャラクターの面でも、横井氏との役割分担は明確化されている。
「本当にお客様に恵まれています、いい方ばっかりで。最後に ”一人の時間” を持ちたいという方が、落ち着いて飲める店という意味では段々確立できているのかもしれません。」
開店から1年、横井氏に ”これから” を伺うと

「やる気のあるスタッフ が揃って、勢いを感じています。変わらずに一生懸命できたら、それが・・・。 ”できないことは言うな、やってから言え” とオヤジ(父親)に教わってきましたので。」
成功者は ”自分のやろうとしていることを他人に言わずに行動し続ける人”、失敗する人は ”出来もしないことを他人に語るだけで行動に移せない人”、なのかもしれない。
”夢”は所詮 ”夢”、漆喰(しっくい)の塗り壁が飴色に輝き出す頃、どんなBARになっているのか 益々愉しみである。
住所 : 東京都葛飾区新小岩1-51-5 横井ビル2F TEL:03-3655-4374
営業時間 : 17:00〜25:00
無休
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